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反抗期ってなんだろう?

 高一の男の子をもつお母さん 。
  反抗期の子どもとのコミュニケーションが取れないことで少し悩んでいる
 というのですが、ふと、「反抗期」ってなんだろうと考えてしまいました。

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●私は、以前から、「反抗期って本当にあるのかな?」と思っていました。というのは、自分の子育てのなかでこれが反抗期だと感じたことがなかったからです。
 息子が、年齢とともに少しづつ反抗的な態度を取ることはありましたが、しかし、それは、その時々に、自分の意志をうまく表現できずに、つい感情を押さえ切れないという感じで、これが反抗期というものではなかったと思っています。

●「子どもが反抗期で困っている」と言いながら、「子どもの成長過程で反抗期はあるのが当たり前」とか、「反抗期がないことのほうが問題だ」と言う人がいましたが、私にはどうしてもそう思えませんでした。
 子どもの反抗というのは、親と子どもの関わりの中で生まれる、子どもの意志表示のひとつの形でしかないと考えると、反抗という形を取らずとも、聞きあう関係のなかでコミュニケーションを取る方法もあるはずだと思っていました。

●あるとき息子が(確か中三の頃)、反抗的な態度を取り、それに対して私が自分の意見を言ったとき「やっとお父さんに面と向かって反抗できるようになったんだよ。」という言葉が返ってきました。でもそれは、これから反抗するという宣言ではなく、自分の考えをはっきり言えるようになったという「自立宣言」として私は捉えていました。

●そんなことを考えながら、「反抗期から、自立期へ」という言葉が浮かびました。
 子どもが反抗的になったときに「反抗期だから」と考えるとそこで納得しておしまい、あるいは、そのことで悩むということになりそうですが、「自立期」と考えれば、「その子の自立を援助するために親は何ができるだろう」と考えることができます。
 発達心理学者のなかには「自己拡張期」という言葉を使う人もいるという話を聞きました。あるいは、『私なら「脱皮の時期」というふうに考えるかな』という人もいました。
 親や、周囲の大人との関係も含めた、さまざまな体験の中から子どもは一枚一枚殻を脱いでいくように成長していくのだと考えると、当たり前のように使っている「反抗期」という言葉がずいぶん違って聞こえてくるのではと思います。

●このお母さんも「反抗期の子どもとのコミュニケーションをどう取るか?」で悩むのではなく、
「自立期の子どもに何を伝えられるか?」を考えていくと、自分が育つことに関心が向いていくのかなと思ってしまいました。

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